冬が包む空気の中で、
このレンガ造りの建物と裸の大きな木が、
何かを語りかけてくるようだ。

冬が包む空気の中で、
コートのポケットに手を沈めていると、
心の奥底に少しずつ春が灯る。

葉を落とし、眠るように立つ木。
その根元で静かに佇む赤いストップコーンキャップたち。
小さな制止の印でさえ、
「進む道を見定めよ」と囁いているようだ。

そして、今気が付いた！
今までこの場所は特別ではなかった。
けれど、今気が付いた！
私はここで今日を閉じ込め、
次の瞬間を解き放つために歩いているのだと。

木々は春にまた緑を纏い、
レンガの建物も日差しに照らされて輝く。
そうなったとき、私はどこに立っているだろう？
今はまだ風に任せているけれど、
その未来を思い描ける力が私にはある。

ストップコーンキャップは私に言う。
「止まるのは一瞬でいい。
その先へ向かう準備をするために。」

私は歩く。
冬を背負い、春を抱きしめるために。
そして、もっと力強く息をするために。

===この商品について===

ぜひ前向きな彼女にエールを送ってあげてください。今は冷たい冬の風で手の先が冷たくなりますが、必ず春はやってきます。彼女もきっと誰もが私の様に前向きな気持ちになって前へ進んで歩いていく事を希望している筈です。